OSI参照モデルとTCP/IPの違い

インフラ

OSI参照モデルとTCP/IPの違い

ネットワークの勉強をし始めると「OSI参照モデルとTCP/IPって何が違うの?」って疑問が浮かんだことだと思います。

自分もOSI参照モデルとTCP/IPが混ざってしまって混乱したので、自分なりの解釈を、調べた結果と共にまとめてみようと思います。

OSI参照モデルとは?

OSI参照モデルとは、ネットワークにおけるプロトコルを、7層のレイヤーに分けて定義したものを指します。

プロトコルとは?

プロトコルとは何でしょうか。プロトコルは、通信における送信側と受信側の決まりのことです。
例えば、インターネットを使ってWebページを参照するとき、クライアント側とサーバ側ではHTTPというプロトコルに従って通信します。

上記から、OSI参照モデルとは、ネットワークにおける各レイヤでの通信の決まりをモデル化したものとも言えます。

TCP/IPとは?

TCP/IPとは、ネットワークにおけるプロトコルを、4層のレイヤーに分けて定義したものを指します。

そう、OSI参照モデルと良く似ているのです。

違いと言えば、OSI参照モデルは標準化団体が制定、TCP/IPは研究機関が制定したモデルです。
どちらかというとTCP/IPの方がレイヤ数が少なく、シンプルな構造になっています。

OSI参照モデルとTCP/IPの対応関係

各レイヤの対応関係は以下の図のようになっています。

次回はTCP/IPで使われる技術的な部分に踏み込んで勉強してみたいと思います。

最後に、私が今読んでいる本はこちらです。
ネットワークについては全くの初心者ですが、図解で分かりやすく、初心者にはお勧めだと思います。

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